昨今の企業不祥事にみられるようにコンプライアンス違反による会社信用の失墜は大きなものがあります。当社においても倫理行動規範の周知徹底を目的に、経営トップによる全従業員に対してのコンプライアンス研修会を毎年実施しています。本年度はコンプライアンスの再徹底を目的に、以下の内容で研修会を行いました。
1.実施日及び参加者数
<本 社>
11月28日午後: 8名
<事業所>
12月15日午前:15名
12月15日午後:13名
12月16日午前:14名 総参加者数 50名
2.講師:生野社長
3.研修内容
1)コンプライアンスを考える
2)私たちのコンプライアンス
(DVD視聴、グループ討議『3~4名/GR』)
視聴中に5つの設問が用意され、グループ全員がその都度各3分間程度討議し、回答しました。
①考えよう!あなたの行動。 ②考えよう!あなたの発言。
研修中に実施した5つの設問に対する回答や、後日実施したアンケート形式による従業員全員の実態調査は、モラルと倫理観について相互に考える材料としました。また、今後の取り組み・改善方針を考える上で、貴重な資料として使用します。
社長からも、この研修会を改めて参加者が自分自身を見つめ・振り返りする契機としてもらいたいとの要望と、会社としても参加者の意見・要望を可能な限り取り入れ、仲間を思いやる働きやすい環境、やりがいのある職場・会社つくりを目指していきたいとの表明がありました。
~ 事業所の中堅・若手が奮闘! ~
10月20日(木)、爽やかな秋晴れの下“第42回大分市自衛消防競技大会”が開催されました。
当社大分事業所からは、渡辺、赤嶺、山田、竹本の若手所員4名が「屋外消火栓の部」に出場し、日頃の訓練の成果を披露しました。(応援団:武者所長、森、藤澤)
結果は、惜しくも入賞はなりませんでしたが、他事業所の機敏な操法等を目の当たりにし、出場した新入社員にとっても大変参考になり、また日々の訓練を行う上での大きな刺激にもなりました。
今後も訓練に精励し、本競技大会等を通じその成果を確認したいと思います。
< 自衛消防競技大会概要 >
1.主 催:大分市防災協会
2.日 時:平成28年10月20日(木)9時00分~12時00分
3.場 所:大分市大字中ノ洲2番地 昭和電工(株)グラウンド
4.参加者:約430名
★大会本部:大分市副市長、大分消防局長・局次長、大分各消防署長、大分市議会副議長等:約50名
★参 加 者:出場36事業所(競技参加選手:約280名、応援者:約100名)
5.競技種目
★ 屋内消火栓の部
★ 屋外消火栓の部
★ ポンプ車の部
★ 消火器の部
※ それぞれの部門でタイム・動作等の技を競う。
大分事業所ではゼロ災委員会主催による交通安全街頭指導を秋の全国交通安全運動期間(9月21日~30日)に合わせ、初日の9月21日(水)の出勤時に、委員3名及び事務局を中心に、所長、課長の参加を得て実施しました。
安全運転の啓発を目的に、前日に正門前に交通安全旗を11本立て、当日は6時20分から7時50分まで、事業所員及び協力会社の大分共備サービス社員及びローリー運転手に対し交通安全の呼びかけを行いました。
また、事業所員及び協力会社員の計35名に、ブレーキランプ等の点灯確認、運転免許証の確認を併せて行い、日頃の車両点検についても指導しました。
「平成28年度 空気呼吸器取扱い講習」を8月3日に大分事業所で開催しました。本講習は、救急活動用に保有している空気呼吸器の取扱いの習熟を目的に偶数年に1回実施しており、今回で5回目となります。
今回は大分市東消防署から3名の講師をお招きし、空気呼吸器やAEDの取扱い方法について具体的かつ詳細な説明をしていただき大変勉強になりました。AEDの取扱いについては、奇数年に日本赤十字社にお願いしている「救急処置講習」でも実施しています。
当日は、初参加の社員も含め出席者17名全員が積極的に受講し取扱い方法を再確認しましたので、緊急時に遭遇した場合にも十分な対応が出来るようになりました。
また、新入社員を含む若手社員4名が実際に空気呼吸器の装着実技をしましたが、初めての装着のため時間が若干かかり、面体からの空気漏れもあるなど実技講習の重要性を再認識しました。
今後も定期的に講習を実施し、日程等で参加できにくい交替勤務者には夜間防災訓練時等で取扱い方法の再確認を行っていく予定です。
今後より充実した訓練となるよう、今回の問題点・課題を検討し、それを反映させてまいります。
日常、誰しもが危険な目に遭遇しています。問題なのはその度合いです。すんでのところで階段を踏み外しそうになってヒヤリとしたり、歩きスマホをしていて対向者とぶつかりそうになってハットしたり・・・と、挙げればきりがありません。ヒヤリハットとは、そんな「ヒヤリした」「ハットした」が語源の重大な事故には至らなくても場合によっては事故に直結したかもしれないエピソードのことを言います。
このヒヤリハットで済めばいいものの、それらは重大な事故につながる可能性がおおいにあります。それらを統計的に示したのが、「1:29:300」で知られるハインリッヒの法則(*米国の保険会社にて技術調査部の副部長をしていたハーバート・ウィリアム・ハインリッヒが1928年の論文で主張した災害防止に関する統計で、1件の重大事故の背景には、29件の軽い“事故・災害”が起きており、さらに事故には至らなかったものの、一歩間違えば大惨事になっていた“ヒヤリハット”する事例が300件潜んでいるという法則性を示したもの。)といいます。この法則を正しく理解することで、重大事故を未然に防ぐことが出来ます。
大分事業所では安全意識高揚のため、毎年所員やその家族が手作りした「ヒヤリハット事例を募集するポスター」を掲示しています。
平成28年度のヒヤリハットポスターの募集には、37点の応募があり12点の作品が入選しました。入選した作品はそれぞれ外航監視所や内航監視所、事務所内に掲示しています。
重大な事故が発生した際には、その前に多くのヒヤリハットが潜んでいる可能性があり、各個人が経験したヒヤリハットの情報を集め、公開し、それを蓄積・共有することにより、重大な災害や事故の発生を未然に防ぐことが出来ます。