今回のどんこ便は、東京・神田にある本社よりお届けします。
本社から歩いて15分位のところに新年の安全祈願に参拝する神田明神があります。神田明神は江戸に鎮座して1300年近くの歴史があり、江戸時代には「江戸総鎮守」として将軍様から江戸庶民にいたるまで江戸のすべてを守護され、そして今もなお、東京―神田、日本橋、秋葉原、大手町・丸の内など108の町々(氏子町)の総氏神様として、東京都心を守っています。
日本三大祭、江戸三大祭りとして知られる「神田祭」は2年に1度、5月ごろ開催されます。今年は、現在の地に遷座400年という記念の年。ご遷座400年奉祝大祭として行われました。
本社のある内神田2丁目も神田明神の氏子町のひとつ。直接お祭りに参加はしていませんが、町全体がお祭りムードです。オフィスビルにも神田祭を祝うちょうちんが飾られており、道にはのぼりが並びます。また本社を出て少し歩けば、はっぴを着た威勢のよい江戸っ子たちが町の神輿やお囃子の支度をする様子を見ることができます。
5月9日(土)の神幸祭、10日(日)の神輿宮入を中心に約一週間、東京都心が江戸祭礼の雰囲気に包まれました。
写真① 神田明神 神幸祭ではここから氏神様(氏子の町を守る神々)がお乗りの「一の宮鳳輦」「二の宮神輿」「三の宮鳳輦」をはじめ、諫鼓山車や獅子頭山車など約500名からなる行列が、氏子108町会を巡り、祓い清めます。約30キロメートルの長い道のりを歩き、夕方日本橋より「附け祭」の行列も加わって、1000人規模の大行列へと膨らみます。
写真② 氏子町ごとの神輿や山車が祭りを盛り上げます。
写真③ 本社のある神田近辺の神輿宮入のポスター。108ある氏子町の神輿が神田明神へ集まる様子は圧巻です。また、アキバにも近い神田明神ならではのポスターも見つけました。